木鶏

「木鶏」
キセイシという調鶏師に皇帝が「負けない鶏を作れ」と言われた。
皇帝が10日目に尋ねた。するとキセイシが答えた。
「まだダメです。チンピラのように肩で風を切って歩きます。」
20日目に再度皇帝がキセイシに尋ねた。するとキセイシが答えた。
「まだまだダメです。相手の挑発に乗ります。」
30日目に皇帝が尋ねるとキセイシが答えた。
「もう大丈夫です。肩で風を切って歩くこともなく、相手がかかってきても挑発にも乗りません。すると相手は諦めクルっと回り後ろ向きになり立ち去ってしいます。だから決して負けることのない鶏ができました。」

これは「戦いに勝つ鶏が一番強い鶏」という固定観念があるが、「戦わずして勝つ鶏が決して負けることのない鶏だ」と言う事を教えている。
もっと深く探求すると、「戦いに勝つ鶏が一番強い鶏」という人生の中で築き上げてきた固定観念を捨てた所に物事の真髄はあるという事である。つまり「絶えず固定観念を捨て去る努力が必要だ」ということを教えている。

写真は東京大会を直前に仕上げに入った真也。